園芸福祉をはじめよう
花や野菜を育てて、みんなで幸せになろう。一言でいえば、これが園芸福祉である。
私は数十年前から、「経済福祉」から「環境福祉」へを提唱してきた。
私たちはこれまで、お金をいっぱい持つことで、幸せを得ようと考えてきた。いわば、経済福祉である。
私は、これからは環境福祉の時代だと考えている。より良い環境のもと、豊かな自然や歴史文化とふれあいながら、ゆったりとした時間を過ごす。しかもそれは、色んな仲間たちと交わる楽しさ込みの幸せだ。
私たちはこれまで、お金をいっぱい持つことで、幸せを得ようと考えてきた。いわば、経済福祉である。
私は、これからは環境福祉の時代だと考えている。より良い環境のもと、豊かな自然や歴史文化とふれあいながら、ゆったりとした時間を過ごす。しかもそれは、色んな仲間たちと交わる楽しさ込みの幸せだ。
人間というものは、社会的動物であって、決して孤立しては生きられない。仲間が欲しい。大きく言えば、自然の草木、野鳥や昆虫も生きる仲間であり、共に語り作業する何人も仲間が欲しい。それを昔から、私たちは「人と自然のふれあい」と言ってきたのだ。福祉とは、人々を幸福にすること。であれば素敵な仲間と豊かな自然に直接ふれあい続けることで、人々を幸福にする「環境福祉」こそ大切ではないか。
園芸福祉は、環境福祉施策で最良のもの。大きなムーブメントに育って欲しいと願っている。
園芸福祉は、環境福祉施策で最良のもの。大きなムーブメントに育って欲しいと願っている。
特定非営利活動法人日本園芸福祉普及協会
会長 進士 五十八
(東京農業大学名誉教授 前学長)