第7回 2008年6月28日(土) 東京都世田谷区
■第7回園芸福祉シンポジウム 2008年6月28日(土)
テーマ「楽しさは園芸福祉の原点」
園芸福祉活動の社会的な認知・理解を高め、かつ、地域への普及と定着を目的に開催する「第7回園芸福祉シンポジウム」は、「楽しさは園芸福祉の原点」を テーマに講演や実践者を含めたパネルディスカッションを通して、楽しみながら仲間づくりや地域への普及を進めるあり方を来場の皆さんと一緒に考えました。 今回は、新たに「地域活動からの主張」コーナーを設け、楽しく進める園芸福祉活動を再発見してもらう機会も導入しました。
▼プログラム
(1)基調講演「園芸福祉活動の楽しさを伝える~新たな仲間・ネットワークづくりの進め方」
合同会社フォーティR&C 代表 水津 陽子氏
地域・人・産業の再生と創造を支援するコンサルタントとして全国で様々な事例を見てこられた水津 陽子氏をお招きして、普及の第一歩は伝えること、活動の楽しさを上手に伝えるコツを中心としたお話いただきました。
(2)パネルディスカッション 「園芸福祉活動は楽しい」
パネリスト
園芸福祉福岡ネット(福岡) 角銅 久美子氏
NPO法人土地と風の舎(埼玉) 渋谷 雅史氏
ぐんま園芸福祉の会(群馬) 角田 勉氏
合同会社フォーティR&C
水津 陽子氏
進行役 日本園芸福祉普及協会 粕谷 芳則氏
福岡県の角銅さんからは、紙芝居を使って子供への環境・情操教育の取り組みについて一緒に活動している仲間と共に説明、埼玉県の渋谷さんからは、子育て支 援活動を中心とした農園活動やお出かけ活動隊の展開、群馬県の角田さんからは、群馬緑化フェア開催で実現した園芸福祉花壇づくりの取り組みや関東・信越地 区の認定者交流の様子などが紹介がありました。
(3)地域活動からの主張「こんなことやります・この指とまれ・頑張る宣言」
首都圏の初級園芸福祉士のネットワークづくりを目的に設立される「園芸福祉首都圏ネット」の設立総会と見本市の紹介、150名以上の会員を抱える「園芸福 祉にいがた」の活動紹介、そして、韓国で園芸福祉活動を普及しようと考えられている3人の方々も参加されました。福岡で開催された第5回園芸福祉全国大会 を期に始まった韓国と福岡県の仲間との市民交流、今回は、わざわざ東京までお出でいただき、韓国でも初級園芸福祉士養成講座を開催したいなど心強いメッセージも頂戴しました。(通訳をしている右端の方は、東京農大への留学生です)