第4回 2005年6月11日(土) 東京都世田谷区
■6月11日(土) 東京農大で「第4回園芸福祉シンポジウム」を開催しました。
午前中に行われた日本園芸福祉普及協会の平成17年度総会に引き続き、全国的な広がりをみせる初級園芸福祉士の活動を含めた全国各地の先進的な実践事例を 集めての第4回園芸福祉シンポジウムが開催され、多彩な分野の方々が、北は北海道、南は九州まで200名を越す来場をいただきました。
テーマの「地域に広がる園芸福祉 園芸福祉北から南」をもとに、教育・医療・農業・街づくりなどを含め、地域での園芸福祉普及に向けた人・場づくりの参考となる発表をもとに意見交換や交流 が進められました。その後の発表者を交えた情報交換会にも100名近い方々が参加、熱心な情報交換がされました。
▼開催概要
開催日時 |
平成17年6月11日(土) 12:30開場 13:15~17:00 |
開催場所 |
東京農業大学(東京都世田谷区)1号館4館メディアホール |
主 催 |
NPO法人日本園芸福祉普及協会 |
後 援 |
東京農業大学 |
▼プログラム
・挨拶:進士五十八(日本園芸福祉普及協会理事長・東京農業大学長)
・実践活動発表:テーマ ~地域に広がる園芸福祉 園芸福祉北から南~
座長:吉長成恭(協会副理事長 広島国際大学教授)
第1部「多様な場所で園芸福祉」
[1]農業高校での取り組み「園芸福祉の実践」
-試行から定着へ-
静岡県/田方農業高等学校 久保田豊和氏
[2]高齢者医療と園芸福祉
岐阜県/白川病院 野尻 眞氏
[3]新しい農業のかたち~障害者の参加する活動
**みんな元気になぁれ!**
新潟県/ハーブランドシーズン 永嶋節子氏
上記の事例発表後、第5回園芸福祉全国大会を開催する福岡市の市役所や市民グループの方々から大会参加の呼 掛け、また、昨年の第4回大会を開催した静岡県の皆さんからの報告もありました。
第2部「園芸福祉と地域づくり」
[4]農園の交流から地域づくりへ
長崎県/NPO長崎さんさん21 井石八千代氏
[5]都市の開発に「農」の空間を
神奈川県/幸まちづくり研究会 千葉美佐子氏
[6]「駒ヶ根花と緑と水の会」について
長野県/駒ヶ根花と緑と水の会 小原茂幸氏
[7]「園芸福祉」を通じた地域協働美化活動の実践
最後に、座長である吉長副理事長から、全体を通してのまとめとして、園芸福祉活動は多様で多彩な展開の可能 性を持っているが、取り組む理由や背景、目的を明確にしてメンバー間で共有すること、そして、活動資金の調 達にも十分な配慮をすることが、継続的な活動につなげるポイントであり、今後の活動の広がりを期待したいと 述べられました。
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